【完】人形達の宴~通りゃんせ~



「きざ………き…さん?」


ガクッと項垂れた木崎さんを見て、お腹の中から何かが込み上げてくるのを感じた。






もう…、




もう……、


こんなのイヤだ---





やだよぉー。










トンッ---



「オ・マ・タ・セ・オネエチャン」






軽く肩を叩かれ後ろを振り向こうとしたところで、女の子の声が後ろから聞こえてきた。



ビクリと私の肩が揺れる。



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