【完】人形達の宴~通りゃんせ~
思わず唇に自分の指を持っていき、先程のキスの感触を思い出した私の顔は更に赤くなってしまう。
あ~~~ッ!
諒ちゃんのばか~~~ッ!!!
諒ちゃんは私をどんどん夢中にさせる。
そんな諒ちゃんが憎くてたまらない。
でも…、
それと同時に、胸がキュンとトキメイてしまうのもまた事実。
ほんと、ニクイヤツ---
諒ちゃんの家のドアに背を向け、私も自分の家へと向かった。
諒ちゃんの事は幼なじみで昔から知ってるのに…、
それなのにこんなにどきどきするなんて…、ね---