【完】人形達の宴~通りゃんせ~


「ねぇ、諒ちゃん」


「んー?」


「…諒ちゃんは子供っぽい私なんかより、やっぱり大人な瑞希の方が良かったんじゃない?」






デパートを出た私達はのんびりと、瑞希の家へと続く道を歩く。



目の前の信号機が赤になって信号待ちをしている時、ポツリと本音を洩らしてしまった。


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