ひらり、舞う、恋

プロローグ

小学生の頃、クラスで仲良くしている女友達のグループがあった。






そのうちの一人が片思いしていた男の子に、何故だか私が告白されてしまった。






そこから、友達は離れていった。
クラスの女子たちみんなに無視されて……







元々大人しかった私は、さらに無口になった。







そして、中学ではできるだけ地味に、目立たないように、そう思って過ごした。
いじめられることはなかったけど、ちょっと浮いていたかもしれない。
黒渕のメガネ、膝下丈のスカート。