ひらり、舞う、恋
昼休みーーーーー
いつものように教室でお弁当を食べる。
佐瀬くんも、食べてくれてるのかな……
今朝のことを思い出し、また顔が赤くなるのがわかる。
「ねぇ、かれん。今佐瀬のこと考えてるでしょ?」
杏里ちゃんからの鋭い突っ込みが入る。
私は首をブンブンと横に振った。
「わかりやすいなぁー。そうそう、朝言いかけたことだけど、かれん、佐瀬のこと好きになっちゃったよね?」
「ち、違うよ、何言ってるのっ…?昨日今日で、急に好きになるとかありえないからっ。」
「ふーん。まぁ、いいけどー。」
ニヤニヤ笑う杏里ちゃんの目を真っ直ぐ見ることができず、黙々とお弁当を食べた。
あ、そういえば、お弁当箱はどうやって返してもらおう…?
連絡先を交換したわけでもないし、A組まで取りに行く勇気も勿論ない。
いっそのこと、何もなかったかのようにお弁当箱返してくれなくてもいいです。
……なんて思ったり。
いつものように教室でお弁当を食べる。
佐瀬くんも、食べてくれてるのかな……
今朝のことを思い出し、また顔が赤くなるのがわかる。
「ねぇ、かれん。今佐瀬のこと考えてるでしょ?」
杏里ちゃんからの鋭い突っ込みが入る。
私は首をブンブンと横に振った。
「わかりやすいなぁー。そうそう、朝言いかけたことだけど、かれん、佐瀬のこと好きになっちゃったよね?」
「ち、違うよ、何言ってるのっ…?昨日今日で、急に好きになるとかありえないからっ。」
「ふーん。まぁ、いいけどー。」
ニヤニヤ笑う杏里ちゃんの目を真っ直ぐ見ることができず、黙々とお弁当を食べた。
あ、そういえば、お弁当箱はどうやって返してもらおう…?
連絡先を交換したわけでもないし、A組まで取りに行く勇気も勿論ない。
いっそのこと、何もなかったかのようにお弁当箱返してくれなくてもいいです。
……なんて思ったり。