【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀
彼をスキでいることが幸せで
彼だけが自分の世界にいて
手を繋ぐことも、キスをすることも、彼の胸で眠ることも
他に何も比べようがないぐらい幸せで24時間彼の事を考えてる
そんな17歳の女の子だった。
数日後、気がのらないまま友達に呼び出され
待合せ場所で立っていた私の目にうつったのは
わたしではなく、もっと大人の女の人が彼と手を繋いでいる姿で
その時、やっとそれが事実だとわかり涙が零れた。
17歳の私に彼が残した傷跡は、23歳になった今でも時々疼く。