【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀


「結衣…」


大好きな隼のバリトンに甘いキス…


身体の中がキュンッとしてもっともっと隼に溺れてしまいたくなる。


私も隼の首に腕をまわすと動きまわる舌に応え隼を求めた。


ソファーにそっと寝かされたとき


「若、龍崎の組長達がお見えになられ若をお呼びです」



廊下から声が聞こえてきた。


さすがにこれは、無視出来ない。


「チッ」隼は舌打ちしたけど


「結衣、先風呂入っておけ」


ニヤッと笑って部屋を出て行った。


これは鍵をかけて寝てしまうべきなんじゃないかという危機感を感じた。


けれど、隼が呼ばれたことが気にかかる。


隼だけ呼ぶということは、組に関わる話しなんだと思う。


極道の世界がわからない私は、聞かされないということもまた余計な不安を感じることもある。


だけど、本当に私が知る必要のある事は、隼は絶対に話してくれて


響さんも由香里さんも話してくれるはず。



だから私はゆっくりお風呂に入り余計な事は考えないようにした。



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