【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀


店へ戻って久しぶりに店内で接客をし、花束を嬉しそうに抱えてかえる方を見送るとポケットのスマホが震えた。


春香さんからで明日休みだよね?今夜BRILLIA来れる?と書いてある。



OK行きます!とすぐに返信すると



はーたんとつーぴょんも来るよって書いてあったので


その名前を見ただけで笑った。


閉店になり店を出ると私は繁華街へと向かった。



歩いていても顔がにやけてしまうぐらい可笑しくて


自分も半ケツと呼ばれることを忘れてしまいそうだ。


重厚なドアをあけ


「こんばんは」と哲弥に声をかけ


フロアの方へと足を運ぶ。




「「「「よっ半ケツ!」」」



今日は、みんなの方が先に来ていて


いきなりの呼び名だ。


外で会ったときと大違いで、それが嬉しくなる。



「うーーーーーっ。でもさ、もう半ケツは私だって自覚が出てきたよ」



もうみんな大笑いで



すぐに立ちあがりVIPROOMへと歩き始めた。

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