交換日記。~また会おうね。~

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教室に戻ると、天使に声をかけられた。




「書く内容は、決めた？」




天使が交換ノートを悠の隣の机に開いた。

私は頷くと、声を出してそっと呟いた。




“また会おうね”



するとその言葉は、悠の書いた言葉の下に流れるように綴られた。


これも、天使の魔法なんだろう。



天使は、言葉が表れたのを確認するとノートを閉じて悠の腕の下に滑り込ませた。




「うん、これで完了だね。あーあ、後で神さまに怒られちゃうよ。」



こんなイレギュラーなこと、と口では言うがなんだか満足そうな顔をしている。




優しい天使さんのお陰で私はまた悠に逢えた。



私と悠の願いを叶えてくれてありがとう、