蒼い星~あなたを抱きしめたい~

1人の男が腕を抑えた。
1人の男がM字開脚のまま足を抑えた。
1人の男が私の正面に座った。

「いいか~?」
「うっす。」「リーダーいいっすね~」良くないし、離してよ!嫌だよ。なんでこの人とやるの?
逃げたい気持ちがさらに募った。

…何分たったのだろう。恐怖で目を瞑ったまま泣いていたので、よくわからない。
嗚咽が止まらなかった。

下腹部が痛い。鋭い痛みが走る。
子宮が破けるのでは?体が壊れる気がした。

「中学生だろうから、口はやめといてやるよ。」そんな気を使うなら、最初からやらないでよ…

やっと終わるんだ。開放されるんだ。生きてた。私、生きてる。

恐怖からやっと開放される。

それから間もなく、結束バンドをはずしてもらい
洋服を返してもらい

開放された。
多分突き落とされた。

でも、良いんだ。生きてるから。

~あおいちゃん、会いたいよ。今すぐぎゅーってしたい。~
< 5 / 32 >

この作品をシェア

pagetop