剣と拳
序章
もうすぐ夜明けだ。


昨日まで、あんな世界にいたなんて……。
まだ…手に血の臭いが着いていそうで怖かった。

今いる世界は、本当に元の世界なんだろうか。


ここは一体どこになるんだろう。

さあ、家を探しに帰ろう。

昨日までの出来事を思い出しながら。





気が付けば、辺りは戦場だった。

武器のぶつかる音。

馬の蹄の音。

見た事のない生き物達の雄叫び。

そして、狂気に満ちた人の声。


俺がその世界で始めにやった事は……。


『一先ず退散っ!』

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