二度と聴けない愛のうた
「賢人ー!もうちょっとよ。ほら!海が見えてきた。」

「……すごい。」

「でしょ?」

「おう。」

田舎ってバカにしてたけど

すっごい綺麗だった。

この町にすめるのが

素直に嬉しい。

「あ、あの家よー!」

赤屋根の綺麗な家だった。

少し行けば、

堤防が海沿いに続いている海辺がある。

「やっと着いたわねー!」

「そだな!」

「よし!荷物は部屋にあるから
自分の部屋片付けな。」

「へーい。」

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