僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜



「相手が出した答えだから、言わない。それに、お母さんが正解間違いって言う資格ないでしょ?神様じゃあるまいし。」



「そっか……、お母さんありがとう。」




事情が分かったのか、口元を緩ませながら部屋を出たお母さん。



相手が助けを求めてから、助けるか……



あたし遥希がSOS出す前に背中を押しちゃったよ……



はぁ……





その日の夜、いつも鳴る通知音が鳴らなかった……



やっぱりあたしお節介すぎたな……




通知音鳴ったと思ってスマホを見てはため息をついて、その繰り返しだった。




って、あたし彼氏からの連絡を待っている彼女みたいじゃない‼︎




変なことを考える前に寝よ……



ベッドに寝っ転がって、そのまま目を閉じた。





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