僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜
遥希の話を聞いてから、このことがずっと胸に引っかかっていた。
いくらでも言えるチャンスあったのに言わないんだろうって。
「家族は友達に比べて心が通じているかもしれません。でも、家族でも言わないと分からないことだってあるんです。家族だからこそ、言わないといけないことだってあるんです。
家族ってそういうものじゃないですか……?」
家族は1番身近な存在
そして、絶対味方になってくれる
だからこそ、大切にしないといけない……
すると、お父さんの目の前に来た遥希。
「今までごめんなさい。俺ずっと自分だけが被害者だと思っていた。でも、お父さんだって辛かったよな……?」
「遥希、俺の方こそすまなかった。今までのこと全て話すよ。えっと、お名前は……」
「新田奈緒です。お邪魔なので帰りますね。」
「いや、奈緒さんにも聞いてほしい。」