僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜



「奈緒の体調が良くなったら、連絡来るからそれまで待ってくれるか?」



「うん、はるくんもおっちゃんもいるから、ひかり待ってるよ‼︎」




こんな純粋な子に、後で悲しい現実突きつけることになるんだよな……



そう思うと、胸が苦しくなった。




「ひかり、もう寝る時間だぞ。」



「はーい‼︎」




父親といっしょに2階に行ったひかり。




ひかりも大切だけど、まずは奈緒だ。



1日も早く居場所を見つけないと……



奈緒、俺がこんな奴でごめんな……



もっと、俺がしっかりしていたら、奈緒をすぐに見つけることが出来たのに……



自分が情けなくなり食器を全部洗って、風呂に入って部屋に戻った。



明日何か情報得られるかな……



奈緒のことをいろいろ考えながら、目を閉じた。






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