僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜
シーンとなり、空気が重たくなった。
そこに何かを持って入って来た新田。
「なに、この空気は……」
「ねぇ、遥希くんって子役だったわよね?」
「そ、そうだけど……」
「そっか。」
立ち上がって、リビングから出ようとしていた。
「あ、あの‼︎」
「なに?」
「俺のこと何も聞いたりしないんですか?」
「聞きたいこといっぱいあるけど、今の遥希くん優しくて素敵だからそれで十分。」
そう言って、リビングから出た。
「何かよく分からないけど、よかったね。」
そう言いながら、机にカレーを置いていた。
「はるくん、ひかりのせいでごめんね……」
目に涙をいっぱい溜めて、俺に謝ってきた。