僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜
誰も知らない真実
夏休みが残り一週間となったある日。
見たいテレビもなく、リビングにある扇風機の前でボーッとしていたら
ーーピコン
机の上に置いていたスマホを見ると、遥希からだった。
終業式の日以来、あの公園に行くと遥希がいて、いろいろ話している内に意気投合してかなり仲良くなった。
アドレスを交換して、毎日のようにラインしていて、気がつくとお互い“遥希” “奈緒”と呼び合っていた。
もちろん、ひかりとも仲良しでひかりは毎日のように、はるくんはるくんと言っている。
スマホを開いて、内容を見ると
【今日ひかりもいっしょか?】
【今日は朝からお母さんとプールに行ってるからあたしだけだよ】
送信っと……
すると、すぐに既読がつき
【わかった。じゃあ、いつものところで待ってる】