未来から来た花嫁 ~迷走する御曹司~
「それでね、名前は忘れたけど、一番若いメイドの子から手作りのチョコを貰ったらしいんだけど、それが何と塩っぱいんですって!」
「塩っぱいチョコですか?」
「そう。それであなたったら、“俺に対する嫌味か!?”なんて言って怒ってたわ」
「はあ、それが何か?」
「だから……私はあなたの未来を知ってるわけよ。それは何より、私が未来から来た証でしょ?」
「確かに……。でもあなたは言いましたよね? 未来を知ったらダメだって。未来が変わるから。それなのに未来の話をしていいんですか?」
「い、いいのよ、チョコぐらいは。未来に影響ないから」
「ああ、なるほどね……」
女性の話は奇想天外ではあるが、一応理屈は通ってるようにも思う。ひょっとして、本当に未来からタイムスリップして来たのだろうか……
「塩っぱいチョコですか?」
「そう。それであなたったら、“俺に対する嫌味か!?”なんて言って怒ってたわ」
「はあ、それが何か?」
「だから……私はあなたの未来を知ってるわけよ。それは何より、私が未来から来た証でしょ?」
「確かに……。でもあなたは言いましたよね? 未来を知ったらダメだって。未来が変わるから。それなのに未来の話をしていいんですか?」
「い、いいのよ、チョコぐらいは。未来に影響ないから」
「ああ、なるほどね……」
女性の話は奇想天外ではあるが、一応理屈は通ってるようにも思う。ひょっとして、本当に未来からタイムスリップして来たのだろうか……