【短編】異世界の館
いつの間にか3ヶ月が過ぎようとしたある日携帯が鳴った。開けてみるとしばらく会っていないアノ彼女からだった。
友人達は学校へ行かなくなった俺への説得を途中で諦めていたが、彼女だけはこの三ヶ月の間ずっとメールをくれていた。
しかし…
正直、ゲームに熱中したい俺にとって邪魔なだけだった。
【件名;これで最後】
【本文;明日お昼12時に、大学内にあるいつものCafeで待ってるね★これが最後のメールにします!だから絶対来てね…絶対ね!】
俺はいつも通り返信はせずに、携帯をベッドの横へ投げ捨てた。
行く訳がない。このゲームをクリアするまでは…。
と、その時、今まで出てこなかった如月サキとのイベントが発生した。
風でスカートがめくれるだけの単純なイベントだったが、これはクリアが遠くない事を意味しているに違いなかった。
俺はさらにゲームに打ち込んだ。
しかし余り寝ていないためか、途中で会話の選択ミスをしてサキを怒らせてしまったり、気がついたらいつの間にかサキが部屋から消えていた時間があってヒヤヒヤしたが何とか機嫌を良くする事に成功してホッとした。
そして…
友人達は学校へ行かなくなった俺への説得を途中で諦めていたが、彼女だけはこの三ヶ月の間ずっとメールをくれていた。
しかし…
正直、ゲームに熱中したい俺にとって邪魔なだけだった。
【件名;これで最後】
【本文;明日お昼12時に、大学内にあるいつものCafeで待ってるね★これが最後のメールにします!だから絶対来てね…絶対ね!】
俺はいつも通り返信はせずに、携帯をベッドの横へ投げ捨てた。
行く訳がない。このゲームをクリアするまでは…。
と、その時、今まで出てこなかった如月サキとのイベントが発生した。
風でスカートがめくれるだけの単純なイベントだったが、これはクリアが遠くない事を意味しているに違いなかった。
俺はさらにゲームに打ち込んだ。
しかし余り寝ていないためか、途中で会話の選択ミスをしてサキを怒らせてしまったり、気がついたらいつの間にかサキが部屋から消えていた時間があってヒヤヒヤしたが何とか機嫌を良くする事に成功してホッとした。
そして…