【短編】異世界の館
「ずっと…ずっと…、す、好き…だったの!」
サキの柔らかい声が部屋中に響く。
俺は今まさに、至福の時を迎えていた。
ついに、如月サキからの告白…。
ついに…やった…!!
時計を見ると、ちょうどお昼の12時を回っていた。丸1日やっていたらしい。
画面の中の如月サキが、こちらへ一歩、また一歩と近づいてきた。
「まー君♪今日は何するぅ?」
念願の夢が叶った瞬間だった。
如月サキが腕にしがみつく。
確かに人の柔らかさや、温かさを感じる…
やっとサキに触れる事が出来た。。。
俺は胸がいっぱいに…
胸がいっぱいに…
なっていなかった。
自分でも驚くほどに。
クリアした喜びはあったが、その気持ちは直ぐに花のように散り、急に大きな喪失感に襲われた。
俺は…何をしているんだ?
如月サキの事、好きだったんじゃ…。
その時、ハッと思い出した。
どきナイが発売するより前に、彼女と付き合っていた事を。
サキの柔らかい声が部屋中に響く。
俺は今まさに、至福の時を迎えていた。
ついに、如月サキからの告白…。
ついに…やった…!!
時計を見ると、ちょうどお昼の12時を回っていた。丸1日やっていたらしい。
画面の中の如月サキが、こちらへ一歩、また一歩と近づいてきた。
「まー君♪今日は何するぅ?」
念願の夢が叶った瞬間だった。
如月サキが腕にしがみつく。
確かに人の柔らかさや、温かさを感じる…
やっとサキに触れる事が出来た。。。
俺は胸がいっぱいに…
胸がいっぱいに…
なっていなかった。
自分でも驚くほどに。
クリアした喜びはあったが、その気持ちは直ぐに花のように散り、急に大きな喪失感に襲われた。
俺は…何をしているんだ?
如月サキの事、好きだったんじゃ…。
その時、ハッと思い出した。
どきナイが発売するより前に、彼女と付き合っていた事を。