【短編】異世界の館
ふとレジを見ると、顎髭(アゴヒゲ)を伸ばした、バーのマスターと仙人を足して2で割ったような顔をした紳士がレジの周りを綺麗に整頓していた。
人が居た事に安心した俺は、さっそく大好きなあのゲームコーナーへ足を運んだ。
もちろんお目当ては【どきナイ(どきどきスクールナイト)③】だ。
「…あった!あっちのゲームショップまで行かなくて済んで良かったぜ~。」
俺は手を伸ばしてどきナイを取ると裏面と表面を交互にチラチラと見た。
表面は「どきナイ②」まではサブキャラクターだった『如月サキ』が制服を着て体育座りをした絵が大きく描かれている。
パンツが見えそうで見えないトコロが妙に男心をくすぐる。
「やべぇ、サキちゃん可愛い…」
一瞬の内に胸がキュンとなるのを感じた。
オタクを否定している俺だが、無意識に今の彼女を好きになった理由は実はサキちゃんに少し似ているからに違いない。
しかし、現実はきちんと見ている。2次元美少女に絶対に恋などしてはいけない。
オタクの仲間入りだけは避けたいという強い気持ちが俺をセーブしてくれている。
人が居た事に安心した俺は、さっそく大好きなあのゲームコーナーへ足を運んだ。
もちろんお目当ては【どきナイ(どきどきスクールナイト)③】だ。
「…あった!あっちのゲームショップまで行かなくて済んで良かったぜ~。」
俺は手を伸ばしてどきナイを取ると裏面と表面を交互にチラチラと見た。
表面は「どきナイ②」まではサブキャラクターだった『如月サキ』が制服を着て体育座りをした絵が大きく描かれている。
パンツが見えそうで見えないトコロが妙に男心をくすぐる。
「やべぇ、サキちゃん可愛い…」
一瞬の内に胸がキュンとなるのを感じた。
オタクを否定している俺だが、無意識に今の彼女を好きになった理由は実はサキちゃんに少し似ているからに違いない。
しかし、現実はきちんと見ている。2次元美少女に絶対に恋などしてはいけない。
オタクの仲間入りだけは避けたいという強い気持ちが俺をセーブしてくれている。