わがまま即興曲。
「彩音さん、卓球なんてやったんですか?」
そこまで話して、先生が口を挟む。
「できそうだったんだもん!
卓球くらい別にいいでしょ?
球打ち返すだけなんだから。」
「大体の球技がそうだと思いますけど。」
「うるさい!
大丈夫だったんだからそれでいいじゃん!」
「はあ…本当に…彩音さんは…
この前も、できそうだったとか言って、
木登りするし。」
「あれはあの後、学校でリベンジしたら、
なんのこともなくできました!」
「また、木登ったんですか!?」
あ…やっべ…言うつもりなかったのに、
口が滑ってしまった!
「とにかく!!
るるも!お母さんも!
今、悩んだってしょうがないんだから!
案外どうにかなるし、
うじうじしてんじゃねーぞ?って
言いたかったんです!」
るるも、るるのお母さんも、
ポカンとした顔でこちらを見る。
「そろそろ、飯の時間な気がするんで、病室に帰ります。
失礼しました!
…あ、るる。
私、ここにいる間は結構、ピアノ弾きに来るつもりだから良かったら来いよ?
では!」
言いたいこと言い終えたし、
木登りしたことについて先生に言及されたくなかったから、
そう言って私は自分の病室に戻ることにした。
そこまで話して、先生が口を挟む。
「できそうだったんだもん!
卓球くらい別にいいでしょ?
球打ち返すだけなんだから。」
「大体の球技がそうだと思いますけど。」
「うるさい!
大丈夫だったんだからそれでいいじゃん!」
「はあ…本当に…彩音さんは…
この前も、できそうだったとか言って、
木登りするし。」
「あれはあの後、学校でリベンジしたら、
なんのこともなくできました!」
「また、木登ったんですか!?」
あ…やっべ…言うつもりなかったのに、
口が滑ってしまった!
「とにかく!!
るるも!お母さんも!
今、悩んだってしょうがないんだから!
案外どうにかなるし、
うじうじしてんじゃねーぞ?って
言いたかったんです!」
るるも、るるのお母さんも、
ポカンとした顔でこちらを見る。
「そろそろ、飯の時間な気がするんで、病室に帰ります。
失礼しました!
…あ、るる。
私、ここにいる間は結構、ピアノ弾きに来るつもりだから良かったら来いよ?
では!」
言いたいこと言い終えたし、
木登りしたことについて先生に言及されたくなかったから、
そう言って私は自分の病室に戻ることにした。