わがまま即興曲。
「からかわないでください!」

そろそろ真面目に検査しないと。

…そう思っているのに、

「先生って、
もしかして○貞?」

「な、な、な、何言っているんですか?」

今、とんでもない言葉を発したよね?
この女子高生。

「うわ…顔真っ赤。
うそ、マジで?
医者なら、お医者さんごっことか
やりまくりなんだと思ってた。」

「ちょ…!
いい加減にしてください!」

欲情とか童○とかお医者さんごっことか、
さっきから言っていることがひどいんだけど…
おじさんみたいだ…

「今、うわ…こいつおっさんみたいって思ったでしょ?
あんま、女子高生に幻想抱かない方がいいよ?
だから○貞なんだよ。」

「何度も何度も、そんな言葉を言わないでください!」

童○の僕としては、
女の子にはもっと恥じらいってものを持ってほしいんだけど…

「僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る。
この詩のタイトルなーんだ?」

「え?えっと…"道程"?
…………あ!」

「うへっへっへっへ!せーかい!
なるほどねー」

なんていう笑い方…
ニヤニヤしてる彩音さん。

「はあ…そろそろちゃんと検査しますよ?」
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