-YOU-【短】
ガラガラ..
「郁!
ごめん遅くなって急に
呼び出されちゃって‥って郁?」
来てくれたことが嬉しくて
私は思わず抱き着いてしまった。
「どうしたの?なんかあった?」
びっくりしながらも
翔くんは背中をさすってくれる。
「なんでもない。帰ろ!」
心配そうな顔をする
翔くんを引っ張って学校を出た。
途中どうしても翔くんが家に
寄ってって言うからお邪魔した。
翔くんの部屋は落ち着く。
なんでもないって言った私を
きっと心配してくれたんだと思う。
学校での出来事をたくさん
話してくれて笑わせてくれた。
でももうそろそろ帰る時間。