わがまま王子と一緒に暮らそう。
「あ、そういえば今日から、誰かが家にすむんだってさー」



「は?」



「母さんの友達の娘さんって言ってた気がする。てか、女来るとかすげー嫌…」



そう言って俺はため息をついた。



「大変だな。名前は?」



「知らねぇ」



母さんから名前くらい聞いとけばよかった…



と、俺は少しだけ後悔した。



「横内さんみたいな可愛い人だったら俺に紹介しろよ?」



「はいはい。そんな可愛いやつじゃねぇと思うけどな。」
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