わがまま王子と一緒に暮らそう。
結局、あれから10分たって



『カチャッ』



と、ドアが開いた。



母さんの後ろを着いてきたやつは、俺の顔を見ないですぐに



「横内茉鈴です!しばらくお世話になります!よろしくお願いします!」



と、お辞儀をしてきた。



てか、何?今、横内茉鈴って言った?



「は?なんでお前が俺の家にいるんだよ!?」



俺は、物凄く低い声でそう言った。



なぜか目の前にいる



春の好きなやつの



横内茉鈴に。
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