Happy girls
先生と生徒
もう4月なのにまだ桜の花びらは咲いてないときに、わたしは1つ大人への階段をのぼる中学校の入学式の日をむかえた。
初めて着る制服は少しブカブカでスカート丈は膝下5cmはある。
新しい鞄を肩にかけてお母さんと一緒に家を出た。
外はまだ肌寒く、桜の花びらが咲いてないと入学式の気分にはなれなかった。
初めての電車での通学。 今の時間は人が多いため30分も立っていた。
学校のある駅に着くと同じ制服を着た子が何人もいた。
「おはようございます。」
かわいらしい女の子が私にあいさつをしてきた。
わたしがこれから3年間通う中学校は超お嬢様学校だった。
さすが…
正門の前に着くとそこでお母さんと分かれて、わたしはクラス分けされた紙を見に行った。友達がいるわけでもないのでそんなに緊張はしなった
わたしは4組のうちの2組だった。
わかりずらい地図を見ながらわたしはやっと教室にたどり着けた。教室に入ると驚くほど静かだった。
お嬢様だらけだからか、それとも友達がいないから話すことがないのか。
自分の席を確認してからわたしは自分の席についた。
せめて左右か前後の子には話しかけたいと思ったが…言い出せなかった。
その時男の先生と女の先生が入
< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop