OnCe MoRe YeArNiNg
転校生の話はすぐに終わり、他愛もない話をぺちゃくちゃ話しながら、学校へと足を向けた。
「やばい、これほど、わくわくドキドキハラハラな時間なんてないよ」
私はクラスの書かれた紙を見渡す。
「…あんた、元気だね」
友梨は冷めた目で私を見る。
そんなことおかまいなしに、私はクラスの書かれた紙を見つめる。
「どっこかなどっこかなかなかなかな」
私の学年には343人とまあまあな人数。それに転校生だって、くるとすれば、344人の生徒がこの学年にはいるのである。