【新】俺様社長の溺愛
そんな私を見て、秀人はクスッと笑った。

「わかった、信じる。愛海が、オレにウソをついたことは、

ただの一度もない。よな?」


「当たり前です」


「ほら、機嫌を直して、乾杯しよう。

せっかくの就職祝いなんだから・・・

そんなにふくれっ面するな」


そう言われると、怒っていられなくなる…

秀人は、私を操る名人かもしれない。


「就職おめでとう」

「…親のコネ、だけど」


「フッ。まぁ、そう言うな。これからしっかり働けばいい。

一人前の社会人にならなくちゃいけないんだから」


「・・・うん」


…昼とは違って、料理がもっと美味しく感じた。

やっぱり、気を許せる人との食事が、一番そう感じられるのかもしれない。


…食事の時間はあっという間に過ぎていく。

「ありがとうございました、またのお越しをお待ちしております」

理人の言葉に頷き、私たちは店を後にした。
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