【新】俺様社長の溺愛
「兄からのプレゼントなんだから、素直に受け取れ」

「・・・うん・・・ありがとう」

首に付けられたそれは、キラキラと輝いていた。


「…綺麗」

「・・・愛海の方が、綺麗だ」

「え?!」

…ドサッ。

…これは一体どういう事?


秀人の言葉に驚き振り返ると、

私は秀人によって押し倒されていた。


「秀人…兄、さん?」

「ずっと妹だと思ってきた」

「・・・」

…一体何が言いたいの?


「オレが9歳の時に、たまたま愛海が他人の子供だって聞いてしまった。

・・・驚いた。妹だと思ってきた愛海が、赤の他人だなんて。

でも、それ以上に、オレは嬉しかった」


「・・・嬉しかった?」

…なぜ、他人だと言う事が嬉しいの?
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