【新】俺様社長の溺愛
秀人の言葉に、胸が張り裂けそうだった。

そんな事を思われてたなんて、悲しすぎて…


「短大卒業する頃に、父さんや母さんが、

愛海に告げると言ってきた・・・その時決めたんだ…

オレの気持ちを愛海に告げようと」


「…気持ち」

…気持ちって何?私の事が嫌いだった?

もう、これ以上関わりたくないって?


潤んだ瞳で秀人を見つめる。

秀人が揺らめいて見える・・・

こんなに悲しい思いをするなら、食事に行くんじゃなかった。

部屋に入れるんじゃなかった。


「オレは物心ついた頃から、愛海、お前を愛してた」

「・・・え」

・・・何?・・・どういう事?


「兄妹としてじゃない・・・

一人の男として、愛海、お前を一人の女として愛してる」


その言葉に頭が真っ白になった。

そんな私に秀人はキスを落とす・・・
< 23 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop