【新】俺様社長の溺愛
「もう、兄妹なんかじゃいられない。

この気持ちは、止められない」

そう言った秀人は、私に何度となくキスを落とした。


「秀・・人・・」

沢山のキスに、何も考えられない。

…まさか、秀人が私を好きだったなんて、知るわけがない。

…だって、秀人はずっと優しい、いいお兄さんだったから。



「他の男になんか、愛海はやらない」

「…ぁ・・・ん・・・や」

秀人のキスは、唇から、首筋に下りていく。

体がゾクゾクして、声が漏れる。


…ズキッ。

胸元で、痛みを感じた。


「愛海は、オレにものだ。他の奴に触れるな・・・

絶対に触れさせるな」

そう言った秀人は、私にまた深いキスをした。


「…今夜は、これくらいにしておく。

愛海を抱いてしまったら、片時も離せなくなりそうだから」

そう言った秀人は、もう一度キスをすると、

部屋を出ていった。
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