【新】俺様社長の溺愛
…一軒目でかなり舞い上がった先輩たち。

それに飽きたらず、二軒目まで付き合わされた。

お酒には、それなりに強いつもりでいたのに、

先輩たちに散々飲まされた私は、酔って足がふらついていた。


「おい、大丈夫か?」

片腕で私を支えた安西課長。

「大丈夫ですよ~・・・心配性ですね?

私、もう先に帰りますね~」

笑いながらそう言った私を見て、安西課長は呆れ顔でため息をついた。


「送っていく」

「いいですよ~。一人で帰れますから~」

「このバカ!」

一人で歩き出した私は、足元がふらついてるせいで、

電柱にぶつかった。安西課長が駆け寄る。


「イテテ」

「飲み過ぎだ、バカ」

「課長、私が送りますよ」

「いや、こんな奴、任せられんから、オレが送っていくよ」

「ハハ・・・みたいですね。お願いします」

歩と課長が言い合っている。

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