【新】俺様社長の溺愛
「バカなこと言うな・・・

オレは、康弘に愛海を託したのは、お前を信用してだ。

愛海を見守るだけでいいんだよ・・・恋愛対象なんて

冗談じゃない!絶対に、康弘に、愛海は渡さない」


そう言い捨てたオレは、財布からお金を出すと、

バンとテーブルに置き、店を出ていった。

・・・ふざけんな。

康弘は、愛海には、興味なんてないと思ってたから、

託したと言うのに・・・

こんな展開になるとは、誰が想像できたか・・・


イライラしながら家に帰ったものの、

そのイライラは全く収まる事もなく・・・

そのイライラと比例して、愛海に会いたい衝動に駆られていた。


康弘に渡すくらいなら、愛海を、

今すぐ、オレのモノにする・・・

その気持ちが勝っていた。

…本当は、もっとゆっくり、進めていくつもりだった。

愛海がオレを異性として見てくれるまで、

抱く事などないと決めていたのに・・・


…気が付けば、愛海のアパートの前。

チャイムを鳴らしていた。

遅い時間にもかかわらず・・・
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