【新】俺様社長の溺愛
私の顔を見て、安西課長は、フッと笑った。

「驚くよな?突然の告白なんて・・・

でも、今言わなければ、ないような気がして・・・

オレの想いを言う前に、誰かに奪われてしまいそうな気がして」


…ビクッ。


私の手に触れた課長。

私は、体をビクつかせる。


「私は…」

「好きな奴とか、付き合ってるやつとかいるのか?」


「・・・」

どちらもいない・・・。

でも、気になる人はいる・・・。

どうしよもないくらい、気になる人が・・・。

・・・その事を、どう伝えたらいいのか、

困り果てていた。


「そんな奴がいないなら、オレと付き合ってくれ」

「…私には「愛海に触れるな」


私の言葉を遮って、誰かが口をはさむ。

その誰かは、私も課長も、よく知る人物。


「・・・秀人」
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