蒼月
きみ。
僕の名を呼び抱きつく彼女
僕の毛がサラサラで好きだという



いつもいつも
可愛い笑顔を向ける彼女



でも



しだいに僕の元へは来なくなった
彼女はどんどん綺麗になった



僕はそんな彼女を
見つめていることしかできなかった



そして久しぶりに彼女が僕に触れた日



それは彼女が花嫁になる日



大好きな人の元へ駆けていくんだね



『僕も君が大好きだったよ』






僕の名前はシロ



彼女の飼い犬さ
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