不器用な愛情表現


今のは司君の声?


もしかして聞き間違えたのかもしれない……。


司くんのクラスには司くんと似ている声の人が居るのかもしれない…。


私の“かもしれない”という願いはすぐに壊れた。


「好きでも無いのに付き合って、何を勘違いしているのかは知らないけど、俺は彼女の事好きじゃない」


あー…、そっか………。


司くんはそう思ってたんだ。



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