不器用な愛情表現


だけど、一つだけ嫌な感情が俺の中をぐるぐると巡っている。


「綾を誰にも渡したくない…?」


綾の幸せを願っている気持ちに嘘はない。


だけど、そんな気持ち裏腹に綾を誰にも渡したくないという我が儘が芽生える。


タイムマシーン があれば綾と付き合ったばかりの日に戻れるに。


戻ってちゃんと気持ち伝えて、手も繋いで、笑わせてあげたい。


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