しっとりと 愛されて
ζ.恋人と海外赴任
下期は出張責めで終わった。
なんでもロスに支社を立ち上げるらしく、次の上期も出張三昧を覚悟していた。
マーケ部からは、私の他に3人が派遣され、現地の仮のオフィスで仕事し、ホテル住まいだった。
このまま次の下期に突入しそうで、私以外は皆帰国したいらしかった。
私のPCにメールが届いた。
東京は真夜中のはず。
誰かしら?
『百合乃、変わりないか?俺はマーケの常務と週明けに現地へ入る。スケジュールを添付した。たぶん2年以上そっちにいることになる。君に会える日が待ち遠しい。孝二』
メールを読んで胸がつかえた。
早く会いたいと思った。
仕事中だったけれど返信した。
『メールをありがとう。会いたい。百合乃』嬉しくて手が震えた。
ところが、別な件で私は頭を悩ませることになった。
なんでもロスに支社を立ち上げるらしく、次の上期も出張三昧を覚悟していた。
マーケ部からは、私の他に3人が派遣され、現地の仮のオフィスで仕事し、ホテル住まいだった。
このまま次の下期に突入しそうで、私以外は皆帰国したいらしかった。
私のPCにメールが届いた。
東京は真夜中のはず。
誰かしら?
『百合乃、変わりないか?俺はマーケの常務と週明けに現地へ入る。スケジュールを添付した。たぶん2年以上そっちにいることになる。君に会える日が待ち遠しい。孝二』
メールを読んで胸がつかえた。
早く会いたいと思った。
仕事中だったけれど返信した。
『メールをありがとう。会いたい。百合乃』嬉しくて手が震えた。
ところが、別な件で私は頭を悩ませることになった。