呪いのブレスレット
あたしはコートに向かいながら、どうしてひかりがこんなことをしたのだろうかと考えていた。
そのとき、みのりとの会話を思い出して「あっ!」と声が出てしまう。
「どうした?」
並んで歩いていた翔平があたしを見る。
「あ、ううん。なんでもない」
ごく真面目な顔で言って、首を横に振った。
そうだ。
さっき、花火大会の話をしていて、ひかりはもういないんだからと、みのりは軽く言ったんだ。
それでひかりは怒った……。
そうとしか考えられない。
怖い……。
あたしはひかりが怖かった。
この先、どうなってしまうの?
そのとき、みのりとの会話を思い出して「あっ!」と声が出てしまう。
「どうした?」
並んで歩いていた翔平があたしを見る。
「あ、ううん。なんでもない」
ごく真面目な顔で言って、首を横に振った。
そうだ。
さっき、花火大会の話をしていて、ひかりはもういないんだからと、みのりは軽く言ったんだ。
それでひかりは怒った……。
そうとしか考えられない。
怖い……。
あたしはひかりが怖かった。
この先、どうなってしまうの?