呪いのブレスレット
『今日の深夜1時頃、○○市立北高校の男子生徒がバイクに乗っている最中、首をはねて死亡しました。原因は何者かによって電柱と電柱に張られた一本のピアノ線のようです!』
「おい、北高校って言ったら隣町の生徒じゃないか」
あたしがテレビの前でぼう然と突っ立っていると、パパがママに言っている。
「ほんと、嫌な事件ね。場所は江戸川の河川敷だって。そんな真夜中にバイクだなんて、不良なんじゃないの?」
ママも近くで起こった事件とあって、キッチンの中から出てきた。
あれは夢じゃなかったんだ……。
あの少年の顔を思い出して背筋に冷たいものが走る。
思わず両腕を擦っていると、パパが新聞を持って席についた。
「おい、北高校って言ったら隣町の生徒じゃないか」
あたしがテレビの前でぼう然と突っ立っていると、パパがママに言っている。
「ほんと、嫌な事件ね。場所は江戸川の河川敷だって。そんな真夜中にバイクだなんて、不良なんじゃないの?」
ママも近くで起こった事件とあって、キッチンの中から出てきた。
あれは夢じゃなかったんだ……。
あの少年の顔を思い出して背筋に冷たいものが走る。
思わず両腕を擦っていると、パパが新聞を持って席についた。