呪いのブレスレット
懐中電灯の灯りで顔を照らされ、眩しさに顔が歪む。
「亜美じゃないか! お前たちも! こんなところでなにをしているんだ?」
その声の持ち主はかっちゃんだった。
「あ、あの。なんか変な音がした気がしたので見に来たんです」
あたしは変な言い訳をかっちゃんに言っていた。
ひかりに操られて水辺まで来ていたなんて言っても信じてもらえないだろう。
「変な音?」
かっちゃんは辺りを懐中電灯で照らす。
念入りに何度か周辺に目をこらしてから、あたしたちに向き直る。
「気のせいじゃないか? もう花火大会は終わっているんだ。さっさと家へ帰れ。男子は女子をちゃんと送って行けよ」
「「はい」」
翔平と小杉が返事をした。
「亜美じゃないか! お前たちも! こんなところでなにをしているんだ?」
その声の持ち主はかっちゃんだった。
「あ、あの。なんか変な音がした気がしたので見に来たんです」
あたしは変な言い訳をかっちゃんに言っていた。
ひかりに操られて水辺まで来ていたなんて言っても信じてもらえないだろう。
「変な音?」
かっちゃんは辺りを懐中電灯で照らす。
念入りに何度か周辺に目をこらしてから、あたしたちに向き直る。
「気のせいじゃないか? もう花火大会は終わっているんだ。さっさと家へ帰れ。男子は女子をちゃんと送って行けよ」
「「はい」」
翔平と小杉が返事をした。