呪いのブレスレット
「今日の練習はここまでっ!」
顧問の山田の掛け声で、ヘトヘトになったあたしたちはようやく練習から解放された。
時刻は5時を回っている。
今日は夕食後、サッカー部と合同で肝試し大会がある。
本物の霊を知ってしまったせいで、正直肝試し大会は気乗りしない。
「亜美、なにしてるの? 行こうよ。早く汗流して準備に取り掛からないと!」
みのりが隣に来て言う。
そうだった。あたしたち担当がやらなくてはならないことがたくさんある。
ラケットバッグにラケットをしまっていると、翔平が額から流れる汗をタオルで拭きながらやって来た。
「翔平、40分後に食堂で! みんなに言っておいてね!」
「おう」
翔平は今日の午後でさらに日に焼けた顔でニカッと笑い白い歯を見せる。
あたしはみのりと同室の後輩優菜と一緒に部屋へ急ぐ。
顧問の山田の掛け声で、ヘトヘトになったあたしたちはようやく練習から解放された。
時刻は5時を回っている。
今日は夕食後、サッカー部と合同で肝試し大会がある。
本物の霊を知ってしまったせいで、正直肝試し大会は気乗りしない。
「亜美、なにしてるの? 行こうよ。早く汗流して準備に取り掛からないと!」
みのりが隣に来て言う。
そうだった。あたしたち担当がやらなくてはならないことがたくさんある。
ラケットバッグにラケットをしまっていると、翔平が額から流れる汗をタオルで拭きながらやって来た。
「翔平、40分後に食堂で! みんなに言っておいてね!」
「おう」
翔平は今日の午後でさらに日に焼けた顔でニカッと笑い白い歯を見せる。
あたしはみのりと同室の後輩優菜と一緒に部屋へ急ぐ。