呪いのブレスレット
その途端、みのりたちからからかいの声を浴びせられる。
「翔平、亜美と2人きりになりたいんでしょう」
「おっ! よくわかってるじゃん」
翔平はみのりの冷やかしにも全く動じていない。
あたしはと言えば、ちょっと恥ずかしくて困った顔で翔平を見た。
「はいはい。2人でいってらっしゃーい」
他の友人たちも笑いながら送り出す。
「亜美、行こうぜ」
「う、うん」
翔平は右手にお札、左手であたしの手を握り歩き出した。
合宿所を出て、神社へ向かう道。
18時過ぎの外はまだ明るく、神社へ行くのも怖くない。
あたしたちは舗装されていない一本道の大きな石などを退かしながら進む。
暗闇で転ばないようの配慮だ。
「今回はサッカー部もいるから、お札の枚数が多いな」
翔平は手にしたなんちゃってお札の紙を、バサバサ音をさせてて遊んでいる。
そうだっだ……小杉と彼女も参加するはず。
肝試しに参加して大丈夫かな……。
「翔平、亜美と2人きりになりたいんでしょう」
「おっ! よくわかってるじゃん」
翔平はみのりの冷やかしにも全く動じていない。
あたしはと言えば、ちょっと恥ずかしくて困った顔で翔平を見た。
「はいはい。2人でいってらっしゃーい」
他の友人たちも笑いながら送り出す。
「亜美、行こうぜ」
「う、うん」
翔平は右手にお札、左手であたしの手を握り歩き出した。
合宿所を出て、神社へ向かう道。
18時過ぎの外はまだ明るく、神社へ行くのも怖くない。
あたしたちは舗装されていない一本道の大きな石などを退かしながら進む。
暗闇で転ばないようの配慮だ。
「今回はサッカー部もいるから、お札の枚数が多いな」
翔平は手にしたなんちゃってお札の紙を、バサバサ音をさせてて遊んでいる。
そうだっだ……小杉と彼女も参加するはず。
肝試しに参加して大丈夫かな……。