呪いのブレスレット
そこであたしは歩みをゆっくりにさせる。
「翔平、驚かないで聞いてね?」
「ん? あ、ああ……」
「さっき、ひかりがいたの」
あたしはしっかり翔平を見つめてひかりの名前を口にした。
「ええっ!? ひかりって吉村の事か?」
「うん。3年の女生徒2人、バイク少年の事故、あれはひかりがやったの」
「ちょ、ちょっと状況が読めないんだけど? 最初から話してくれるか?」
合宿までひかりは来ている。なにかが起こりそうで怖い。そのとき、あたしひとりで対処できるかわからない。だから、一番信頼できる翔平に話しておこうと決心したのだ。
あたしたちは立ち止まり、今までのことを早口に説明した。
話し終わると、翔平は「まじか……」ぼそっと呟いてそれから黙り込んでしまった。
「翔平、驚かないで聞いてね?」
「ん? あ、ああ……」
「さっき、ひかりがいたの」
あたしはしっかり翔平を見つめてひかりの名前を口にした。
「ええっ!? ひかりって吉村の事か?」
「うん。3年の女生徒2人、バイク少年の事故、あれはひかりがやったの」
「ちょ、ちょっと状況が読めないんだけど? 最初から話してくれるか?」
合宿までひかりは来ている。なにかが起こりそうで怖い。そのとき、あたしひとりで対処できるかわからない。だから、一番信頼できる翔平に話しておこうと決心したのだ。
あたしたちは立ち止まり、今までのことを早口に説明した。
話し終わると、翔平は「まじか……」ぼそっと呟いてそれから黙り込んでしまった。