呪いのブレスレット
真相は……
談話室に入ると、あたしたちはぐったりとイスに身体を委ねる。
「話してください。田島先輩」
田島先輩は不安な瞳を小杉に泳がせた。
小杉は落ち着かなげに談話室を見回している。
ひかりの姿を探しているのだろうか。
「……あの子が邪魔だったの」
田島先輩はゆっくり話しはじめた。
「あたしたちは健人と付き合う同盟みたいなものを作っていて……」
「あたしたち?」
「亡くなったまどかと美月。あたしたちと健人の間に入ろうとするあの子が邪魔で、あの日……事故の日……呼び出したの。美月の友達の彼……彼もバイク事故で死んだんだけど……たまたまあたしたちがいつもいるたまり場に来ていて、あたしたちがあの子を虐めるのを見ていたの」
「虐める? ひかりになにをしたんですかっ!?」
小杉は田島先輩の話を聞きたくないようで、両耳を塞ぎ俯く。
「話してください。田島先輩」
田島先輩は不安な瞳を小杉に泳がせた。
小杉は落ち着かなげに談話室を見回している。
ひかりの姿を探しているのだろうか。
「……あの子が邪魔だったの」
田島先輩はゆっくり話しはじめた。
「あたしたちは健人と付き合う同盟みたいなものを作っていて……」
「あたしたち?」
「亡くなったまどかと美月。あたしたちと健人の間に入ろうとするあの子が邪魔で、あの日……事故の日……呼び出したの。美月の友達の彼……彼もバイク事故で死んだんだけど……たまたまあたしたちがいつもいるたまり場に来ていて、あたしたちがあの子を虐めるのを見ていたの」
「虐める? ひかりになにをしたんですかっ!?」
小杉は田島先輩の話を聞きたくないようで、両耳を塞ぎ俯く。