呪いのブレスレット
今、あたしが立っているのは大きなトラックがスピードを上げて行き交う国道の横の歩道。
ビュン、ビュンと風を受けて、あたしの髪が宙を舞う。
裸足で、着ている物は寝るときに身につけていたTシャツとタオル地のショートパンツ姿。
ふと、あたしが今立っている1メートルほど先に制服姿の女の子がいる。
道路際にいるせいで、彼女の長い髪も乗用車やトラックが通るたびにバサバサ宙を舞っている。
あの制服はあたしと同じ学校。
後姿だから顔はわからない。
あんな縁で危ないなと思いながら、あたしは彼女に一歩近づく。
その時!
あたしの肩が背後からガシッと掴まれた。
「トメチャダメヨ。フフフ……」
ひかりの声だった。
あたしは驚き、ビクッと肩を揺らして振り返った瞬間、呼吸が止まりそうになる。
ビュン、ビュンと風を受けて、あたしの髪が宙を舞う。
裸足で、着ている物は寝るときに身につけていたTシャツとタオル地のショートパンツ姿。
ふと、あたしが今立っている1メートルほど先に制服姿の女の子がいる。
道路際にいるせいで、彼女の長い髪も乗用車やトラックが通るたびにバサバサ宙を舞っている。
あの制服はあたしと同じ学校。
後姿だから顔はわからない。
あんな縁で危ないなと思いながら、あたしは彼女に一歩近づく。
その時!
あたしの肩が背後からガシッと掴まれた。
「トメチャダメヨ。フフフ……」
ひかりの声だった。
あたしは驚き、ビクッと肩を揺らして振り返った瞬間、呼吸が止まりそうになる。