呪いのブレスレット
なぜかそこへ行かなければならないような気がして非常階段を下りていく。
あともう少しで1階というところで、話し声が聞こえてきて足が止まる。
あたしの目に入ってきたのは小杉とサッカー部の3年女子マネージャーだった。
こんなところで……? 告られてる? それともデート?
そんな風に思っていると、彼女は取り乱したように首を左右に振って、小杉の胸に飛び込んだ。
なにを話しているのかわからないけれど、彼女は怯えているように見える。
それをなだめる小杉。
深刻そうなふたりに、あたしは行くことも出来ずに元の道を戻った。
彼女は小杉の彼女? でも亡くなった岸谷さんと付き合っていたし……もう他の女の子と付き合い始めたの?
そう思えるほど、ふたりは親密に見えた。
そうだとしたら、小杉って年上キラーなのかしら……。
3階にたどり着いたところで、ホームルームが始まる予鈴のチャイムが鳴った。
非常口のドアをそっと閉める。
あともう少しで1階というところで、話し声が聞こえてきて足が止まる。
あたしの目に入ってきたのは小杉とサッカー部の3年女子マネージャーだった。
こんなところで……? 告られてる? それともデート?
そんな風に思っていると、彼女は取り乱したように首を左右に振って、小杉の胸に飛び込んだ。
なにを話しているのかわからないけれど、彼女は怯えているように見える。
それをなだめる小杉。
深刻そうなふたりに、あたしは行くことも出来ずに元の道を戻った。
彼女は小杉の彼女? でも亡くなった岸谷さんと付き合っていたし……もう他の女の子と付き合い始めたの?
そう思えるほど、ふたりは親密に見えた。
そうだとしたら、小杉って年上キラーなのかしら……。
3階にたどり着いたところで、ホームルームが始まる予鈴のチャイムが鳴った。
非常口のドアをそっと閉める。