呪いのブレスレット
教えられたとおりに行くと、お墓にたどり着いた。
数日前に手入れされたのか、他の墓石の周りは草が生えているけれど、吉村家の墓石の付近は生えておらずきれいになっていた。
お花も新しい。
墓標に刻まれた新しい文字。
ひかりの文字を指でなぞる。
「ひかり、いったいどうしちゃったの? どうしてあたしにあんな夢を見させるの?」
******
その夜、寝るのが怖かった。
あたしは枕とタオルケットを持って隣の麻美の部屋に行った。
「なあに? 亜美ちゃん」
「麻美、一緒に寝よう!」
「そんなこと言うの久しぶりじゃん。どうしたの?」
「ちょっと怖い夢見たから……」
「そうなんだ。じゃ、一緒に寝よう」
年子のあたしたちはよく一緒に寝ていた。
ベッドに寝そべっていた麻美は少し横にずれ、その横に枕を置いて横になった。
麻美が隣にいる安心感であたしはすぐに眠りに落ちた。
数日前に手入れされたのか、他の墓石の周りは草が生えているけれど、吉村家の墓石の付近は生えておらずきれいになっていた。
お花も新しい。
墓標に刻まれた新しい文字。
ひかりの文字を指でなぞる。
「ひかり、いったいどうしちゃったの? どうしてあたしにあんな夢を見させるの?」
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その夜、寝るのが怖かった。
あたしは枕とタオルケットを持って隣の麻美の部屋に行った。
「なあに? 亜美ちゃん」
「麻美、一緒に寝よう!」
「そんなこと言うの久しぶりじゃん。どうしたの?」
「ちょっと怖い夢見たから……」
「そうなんだ。じゃ、一緒に寝よう」
年子のあたしたちはよく一緒に寝ていた。
ベッドに寝そべっていた麻美は少し横にずれ、その横に枕を置いて横になった。
麻美が隣にいる安心感であたしはすぐに眠りに落ちた。