地味女に恋した俺…。
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『お、送ってくれてありがとうございました!!!』
地味女は深々とお礼をして来た。
「別にいいって気にすんな。」
『こんな私の為に送ってくれて!!!』
「もぉいいって」
『さ、篠倉くんってホントは優しいんですね』
「そんなことねぇよ。」
『こんな地味な私を暗いからって送ってくれるなんて優しいです』
「俺、女嫌いなの。だからもぉそれ以上俺に何も言うな」
出てしまった。言ってしまった。
俺、ほんとに女嫌いなのに、
なぜかコイツに言った途端胸がギュッと苦しくなった
『えっっごめんなさい。』
地味女はそぉ言った。
アイツまた謝りやがった
アイツは何に怯えてる?
過去に何があったんだ?
必要以上の地味オーラは
いつからアイツをそうさせたんだ。
俺は聞こえないフリをして
家へと帰った。